希望が生まれる介護セミナーに参加しました
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
3月22日に行われた「希望が生まれる介護セミナー」認知症ケア実践講座。
facebookで開催を知り、fecebookで「友達」の方々からお誘いを受けて参加してきました。
大きな会場に約100名の参加者、元々は25名程度の募集だったのですが参加申込みが多く会場が変更になりました。
千葉市近辺でこのようなセミナーがあまり行われていないこと、認知症への関心が高いこと、また実行委員のメンバーの集客力が優れていたことなどが参加者が多かった要因ではないかと思っています。
この日の講師は3名。当日お話くださったことを簡単にシェアしますね。
・たなかいごさん(田中晶氏)
今までブログでの情報発信を中心に活動されていた「たなかいご」さん。
2番目のスピーカーである山下総司さんと意気投合し、今まで行ってこなかった講演活動を開始されたそうです。
たなかいごさんからは、利用者さんの本当の気持ちを知り行動することの大切さのお話がありました。
印象に残っているのは「ストローク」の話。
ストロークとは、人から人への行為全般を指すのですが、このストロークにはプラスとマイナスのストロークがあるそうです。
プラスのストロークとは「ほめる」「励ます」「認める」など。これに対しマイナスのストロークは「叱る」「文句」「非難する」などが該当します。
人はこのストロークのやりとりをしながら生きています。ストロークを欲することは、心の栄養を求めているのと同じなのです。
職員が利用者や他の職員にプラスのストロークを与え続けていると、心にあるプラスのストロークが無くなってしまいます。
職員をほめ、評価してあげるというプラスのストロークを与えてあげる必要があるのです。
人が一番つらく感じるのは、無視されて孤独になること。たとえマイナスのストロークでも無いよりはましなのです。
寂しさを感じている子供が悪いことをして親からマイナスのストロークを得ようとするのが典型的な例です。
利用者さんには、こんな思いをさせないようにしないといけませんね。
たなかいごさんは、イラスト、映像などがとてもお上手で、効果的に使用して講演されていたのも印象的でした。
興味のある方は、たなかいごさんのブログをご覧ください。
長くなってしまったので、残りのお二人の紹介は次回にしますね。