3分野一貫セミナーに参加しました
今週の日曜日に「3分野一貫セミナー」というセミナーに参加しました。
これは、株式会社NGUさんが企画されたもので、横浜市で開催されました。
「3分野」とは、「認知症ケア」・「施設環境創り」・「介護技術」のことで、それぞれのテーマについて3名の講師の方がお話されました。
企画されたNGU代表の山出さんは、世の中の介護のセミナーがどれも介護の部分的な内容であることに不満を感じていたそうです。
そこで、3つの分野を網羅するセミナーを企画したのだそうです。
この日は漠然と3分野についての講演される訳でなく、「歩行・転倒」という共通のテーマが設定され、3名の講師の方はそれぞれの立場からお話をされていました。
最初の「介護技術」については、主催者である株式会社NGU代表の山出さんがお話しされました。
普段行われている介護が、利用者さんの力を引き出すのではなく動きを阻害していることさえある、という示唆に富んだ内容です。
利用者さんの体の動きや重心の位置などを考えた介助をしないと、動きたくても動けない状況を作りだしてしまっているというわけですね。
2番目は「認知症ケア」に関する話しで、介護ホッとステーション・クローバーの渡辺哲弘さんがお話されました。
渡辺さんは、全国各地で講演をされているので、さすがにとても分かりやすくお話をされます。
内容で一貫しているのは「認知症はものが覚えられなくなる病気である」ということを認識して対応するということ。
私達はつい自分の尺度で相手に対応してしまいがちですが、そうではなく相手の立場になる事の大切さをお話されていました。
最後は「環境づくり」で、各地の施設でコンサルをされている山下総司さんがお話ししてくださいました。
豊富な経験を生かした実例が印象的な講演だったと思います。
デイサービスのテーブル配置について、中央に置かずに周囲に置くことでスペースを有効活用すること、中央には趣味活動などの棚をおくことで利用者が手に取りやすくなる事など話しがありました。
とても参考になるお話ですよね。
3時間以上たっぷりとプロのお話が聞けて、参加費は2500円と激安でした。主催者の皆様には感謝申し上げたいと思います。
お聞きした話しは大変勉強になりました。
このメールでも機会があれば、お話の内容を一部お伝えしていきたいと思います。
また、ご興味を持たれた方は、ぜひ3名に方のセミナーなどに参加されたら宜しいかと思います。
セミナーなどに参加した情報は、今後も皆様にお伝えしていきたいと思います。