住宅型有料老人ホーム求心庵 お客様の声
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
先日、2014年1月末に浴室改修工事が終了した大分県佐伯市の住宅型有料老人ホーム「求心庵」を訪問しました。
この浴室改修工事では、弊社が改修工事の設計をさせていただきました。
訪問した際に、施設長の丸山幸訓さんと職員さんにお話をお伺いしました。
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改修工事を実施し、青森ひばの浴槽が設置されて利用者さんは相当喜んでくれています。
新しい浴室ができて、清潔になるという事だけでない喜びを感じていただけているようです。
ステンレスの浴槽が設置された従来からある浴室が別にありますが、どちらに入浴するかお聞きすると必ずこちらの浴室を選ばれます。
現在約8割の方がこちらの浴室で入浴されています。
認知症の方にも好評です。視覚、嗅覚など五感で楽しんでいらっしゃるようです。
元々あまり広いスペースでないので、2人で介護する際に移動に支障が出る事はあります。
この浴室に合うだろうと木の桶を持ってきて下さったご家族がいらっしゃいました。
その桶を使って、ご自分でお湯をかける利用者さんも出始めています。
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弊社の評価というよりも、新しい浴室についてのご意見がほとんどでしたが、ご満足いただけているようですね。
いままでは体の清潔を保つ為に、いわば義務感で行われていた入浴が楽しみの時間に変わったというのはとても嬉しい事です。
介護の不便さについては、よくお聞きしてみると利用者さんの体を2人で抱えあげる介護を行う場合があるそうです。
今後介護の技術が高まってくれば、抱え上げる動作は行わなくなり現在の設計で問題なく運用できるでしょう。
元々使われていなかったスペースを喜んでお使いいただけるスペースに比較的ローコストで改修することができ嬉しく感じています。
こんな喜びの声を、他の介護施設でもお聞きできたらいいなと思っています。