見た目も大切

介護環境デザイナーの間瀬樹省です。

 

介護施設は、介護が必要な方の生活を支える場所ですね。

 

となるとどうしてもお年寄りを支える為の機能が優先されて見た目の良さは忘れられがちになってしまいます。

 

しかし、一方で利用者の暮らしの場なのですから、居心地の良さも大切なはずです。

 

どちらも満足したいものですね。

 

例えば、良く使う物は使う場所に置かれたままになりがちです。

 

便利かもしれませんが、美観には問題がありますし他の作業を行う際の支障になってしまいます。

 

だからといって、離れた場所に毎回収納しに行くのは効率が悪く他の作業の時間が少なくなりますし、大変だと続きません。

 

ものの収納は良く使う場所に設けておくべき。

 

建物の設計段階でしっかりと配慮されていれば良いのですが、それができていない場合には使いやすい場所の付近に収納する場所を確保することを考えてみましょう。

 

収納する場所を設ける際に考えて欲しい事は、機能性と美観の両立です。

 

ただ置ければよいということでなく、どのように見えるのか、暮らしの場として違和感が無いかどうか考えて欲しいと思います。

 

ものの収納を例に挙げましたが、機能性や使いやすさ・効率性と見た目の良さや居心地の良さは両立できるはずです。

 

必ずその両面から検討してみてください。