サービス付き高齢者向け住宅計画の注意点<スペース>

介護環境デザイナーの間瀬樹省です。

 

今日はサービス付き高齢者向け住宅のスペースや設備に関する規定に付いてお伝えします。

 

先日、大阪府に建設予定のサービス付き高齢者向け住宅の計画案作成を行いましたが、大阪府では以下の内容が規定されています。

 

・共用の浴室は、男女別かつ10名につき1ヵ所以上設ける。エレベーターが無い場合は、フロア毎で上記数量を算定する。

 

・各フロアに利用者が利用する調理設備を2組以上設ける。(食事のサービスを実施する場合には1組以上)

 

・施錠できる収納庫を人数分設ける。

 

浴室の数や調理設備の数は計画に大きな影響がありますから、しっかり確認しておくことが必要ですね。

 

私の住んでいる千葉市では以下のような規定があります。

 

・台所は調理台、シンク、2口以上のコンロを1セットと考える。

 

・台所の設備が無い住戸が8戸を超える毎に1ヵ所の台所を設置する。

 

・収納は2平米以上とする。

 

・浴室が無い住戸数概ね10戸につき1ヵ所の個浴を設置。

 

大まかにはこのような感じです。

 

本来、建築の計画はここで暮らす方やその方のサポートをする方が心地よく過ごせる事が一番大切なのですね。

 

それをしっかり検討した上で、規定を満たすよい計画を作成する必要があるわけです。

 

建物毎に個性のある快適な暮らしの場が増える事を願っています。