介護には流派がある
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
先週「快てき会」という勉強会に参加してきました。
ユニバーサルファッションがご専門で、この会の主催者である佃由紀子さんにお誘いいただきました。
先週は第38回目の開催だったのですが、スピーカーとしてお話をしてくださったのは、株式会社ASFONの小嶋勝利さんでした。
小嶋さんは不動産会社勤務の後、介護業界に入って介護職、施設長、施設開発企画などを担当され、現在は株式会社ASFONを立ち上げて活動されています。
色々と印象に残っているお話はあるのですが、今日は題名の通り「介護には流派がある」ということについてご紹介します。
その話は、介護業界は人材不足、採用した人材が定着しないなどと言われていますが、その原因は何なのかという話の際に紹介されました。
介護は3Kと言われるが、大卒の初任給は意外と悪くない。手当がつくと普通の就職先よりむしろ高い事も多い。
きついと言われるが、営業職で就職していつもノルマに追われるよりもむしろ楽である。目の前のお年寄りをしっかりケアすればよいので。
(もちろん「奥は深い」という補足はありました)
きたないと言われるが、これは慣れてしまう。排泄のケアも最初は戸惑うが、そのうちどうやって上手に交換するかなど気持ちを切り替えて取組めるものである。
では、なぜ人材が定着しないのか、転職が多いのか。
その原因が「流派」だと言う訳です。
最初の施設で教わった介護、あるいは自分が「これが良い」と考えている介護があって、就職先が違う事をしていると「自分とは合わない」「考え方が違う」と言ってやめてしまう。
これが多いのだ、という訳ですね。
私はお話を聞いて、なるほど確かにそういう面はあるなぁと感じた次第です。
この話、どう解決したらよいのかなと少し考えてみました。続きは明日にさせてください。