千葉県多古町「タコ足ケアシステム」見学

代表の間瀬です。

 

2018年10月18日(木)に、千葉県多古町にて展開されている「タコ足ケアシステム」を見学してきました。

 

「システム」という名前が付いていますが、事務所も職員もいないゆるい仕組み。地元の飲食店経営者と、社会福祉法人の職員さんが街が活性化するアイデアを考え、楽しみながら運営されています。

 

例えば、地元の障がい者施設の歩行イベントのルートを、商店街を歩くように変えてみたそうです。そうすると利用者が途中で買い物をするので商店街が賑わい、応援する人が現れるようになって今では町全体のイベントになりました。

 

また、障がい者の方々が描いたアートが施設の倉庫にたくさんあったのですが、そのままではもったいないということで商店街のお店に展示してもらうようにしました。

 

そのうち、商店街の方々が何か役に立ちたいと申し出るようになり、施設への移動販売や、お店への就労などが実現していくようになっています。

 

お話を伺う中で重要だとおっしゃっていたのは、楽しくやること。義務になってしまうとつらくなるし、責任が発生する。そうではなくあくまで自主的にできるように決まりは設けず楽しくゆるくやる、これが秘訣なのだそうです。

 

多古町も人口減少が続いていて、近い将来消滅すると言われている場所。でも、そこで楽しく豊かに暮らしていく工夫は色々とあるのだと感じました。