支える椅子用のテーブルが出来ました!
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
弊社で昨年から発売を開始した「支える椅子」。
様々な機能が盛り込まれていますが、大きな特徴の一つは座面の高さを変えられることです。
一般の椅子は、若くて元気な男性の平均的体格に合わせたサイズに設計されています。
小柄なお年寄りだとサイズが合わないのですね。
そこで支える椅子では、座面高さを35cm、37cm、39cm、41cmの4段階に調整できるようにしました。
このことで、足底がしっかりと床に着き、上半身を支えることができて食事に適した姿勢が取れるようになるのです。
では……
椅子の高さを調整したら、テーブルの高さも調整が必要では?
はい!その通りです。
今まで椅子をご購入いただいた施設からは「この椅子に合わせるテーブルが必要ですね」とのご指摘を多くいただいておりました。
また、テーブルの高さを合わせる事ができないので椅子を買う意味が無いと椅子の購入を諦めた方もいらっしゃいました。
ということで、テーブルの製作を進めていたのです。
7月末に試作品が完成し、十分な強度が確保されていることを確認。
部材寸法や細部の調整を実施し、製造をスタートいたしました。
10月には発売できる見込です。
テーブルは、4段階に高さが調整できます。
58cm、61cm、64cm、67cmの4段階、3cm刻みで調整できます。
58cmのテーブルに35cmの椅子を合わせると座面との差尺は23cm、67cmのテーブルに41cmの椅子を合わせると座面との差尺は26cmです。
一般的な寸法より少し差尺は小さめです。座高も低い方が多い事、食事を行うのがメインであることを考慮し、小さめの寸法としました。
ちなみに今回のテーブルは一人用です。お使いになる方にとってベストな高さにしようとすると、どうしても個人の高さに合わせる一人用テーブルが必要になるからです。
テーブルの大きさは80cm×45cm。お一人で食事をしていただくには十分な寸法です。
高さ67cm
チェアの発売からちょうど1年後になってしまいましたが、椅子とテーブルをセットでご提供できるようになりました。
「この椅子とテーブルがあれば、もしかしたら上手に食事ができるかもしれない」という利用者さんがいたら、ぜひ使ってみてくださいね。
今後詳しい事は改めてご紹介しますのでご期待ください。