施設づくりとパンフレット
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
今日は、施設づくりとパンフレットづくりの関係についてです。あまり関係ないようですが、実はとても密接なつながりがあるのです。
現在、新築の施設づくりを行っている法人にアドバイザーとして関わっているのですが、そこで新しい施設のパンフレットづくりについて相談を受けました。
以前からお付きあいのある印刷業者さんにイメージを伝えて案をつくってもらってもなかなか良い案が出てこないのだそうです。
そこで、パンフレット作成を過去に何件もされてきた方々をご紹介して新たな体制でパンフレット作成を行う事にしました。
パンフレットって、実はとても大切な物です。そこに施設の考え方や姿勢が表現されるからです。
パンフレットを作成するために、その内容を考える事は、実は施設づくりのコンセプトを再度考える事とほぼイコールです。
パンフレットに掲載する内容を考えていくと施設のコンセプトやそこでやりたい事が明確になってきます。
パンフレットづくりをきっかけに施設づくりのコンセプトを明確にすると、それを建物だけでなく運営や人材採用・育成にも反映することができるようになります。
パンフレットにやりたい事を書いておけば、オープン後に必ずやらなくてはいけませんから、将来の自分たちに対して約束をすることにもなるのです。
たかがパンフレットですが、されどパンフレットです。
思わず手に取ってみたくなるようなパンフレット、読んでいるだけでワクワクしてしまうようなパンフレット。
そんなパンフレットが作れれば、そこで行われる暮らしもパンフレットの内容に合うものになっていくでしょう。
すでにパンフレットがある施設でも、パンフレットの内容を見直してみると良いと思います。
施設の運営について見直す良いきっかけになるはずです。
思わず手に取ってみたいと思えるようなパンフレットを作りたいですね。