東中野キングス・ガーデン 現場の様子です

介護環境デザイナーの間瀬樹省です。

 

今日は久しぶりに今進めている現場の様子のご報告です!

 

8月に設計が終了し、先月から工事がスタートしている現場があります。

 

東京都中野区に建設している「(仮称)東中野キングス・ガーデン」という現場です。

 

昨年末に、区有地に施設を建設する公募があり、見事に法人さんが
審査を通過されて運営事業者として選定されました。

 

>運営法人 キングス・ガーデン東京
(第一回介護甲子園の優勝施設を運営されています)

 

区から土地を借りての運営、駅近くとはいえ住宅地への建設、前面道路が狭い私道など色々と大変な面もありました。

 

周辺との調整も無事終え、先月に着工となりました。現在は元々建っていた古い保育園の撤去工事を行っています。

 

撤去工事の様子

 

東中野キングス・ガーデン1

道路側から見たところ

周辺に対する騒音へ配慮し防音パネルで囲います

 

東中野キングス・ガーデン2

取り壊しの様子

今後一回り大きな機械を入れて4階まで取り壊しを行います

 

東中野キングス・ガーデン3

工事の様子を見守る法人さん(施主)の皆様

 

東中野キングス・ガーデン4

騒音計と振動計です
中野区の条例で定められた騒音と振動の値を厳守しています
数値が上回る事があれば赤ランプが点灯、工事を中断します

 

 

早ければ年末に新築の工事がスタートする予定です。

 

今回の建物は、グループホーム2ユニットと小規模多機能施設が主となる施設です。

 

それに加え、区からの要請で更生保護サポートセンター(保護司さんの事務所)を設けることになっています。

 

さらに、施設の自主運営のスペースとして地域との交流用のスペースや、災害時用の備蓄倉庫などを設けました。

 

敷地が狭いこともあり、鉄筋コンクリート5階建てというかなり立派な建物になります(!)。

 

今回の建物には、
・転倒時の衝撃を和らげる2重床と快適な床暖房
・裸足で歩いても快適なカーペットやフローリング仕上げ
・青森ひばの浴槽と十和田石で床を仕上げる浴室(機械浴なし)
・快適な環境を実現する空調機とビルトインの加湿器
・タイルとブルーのサッシが印象的な外観
・シンボルツリーの設置
など様々なアイデアが盛り込まれています。

 

今後このブログでも、工事の様子や設計の要点などご紹介していきますので、ご期待ください。