東洋大学で講義をしました

介護環境デザイナーの間瀬樹省です。

 

昨日は、東洋大学で講義をさせていただきました。

 

講義をしましたのは、埼玉県の朝霞市にあるライフデザイン学部。

 

この学部の1年生に、ユニバーサルデザイン各論の特別講義として医療施設や福祉施設のユニバーサルデザインについてお話しました。

 

東洋大学のライフデザイン学部は、福祉を学ぶ文系の学生から、建築やプロダクトデザインを学ぶ学生まで幅広い分野をカバーする学部です。

 

文系の学生さんも多いという事でしたので、どこまで理解してもらえるか少々心配しておりましたが、授業後に提出するシートを見ると皆さんしっかり学んでくれたようでホッとしています。

 

私が講義で話した事は、ユニバーサルデザインの視点で施設のデザインをしていこうということです。

 

病気だから、介護が必要だからといって、普通ではあり得ないような特殊な対応、差別的な対応をすることなく一般に使われる建物や道具をより使いやすくすることで対応しようという考えです。

 

介護が必要、となると特殊な福祉機器での対応が必要だと考え様々な福祉機器が開発されています。

 

しかし、本当にその機器が必要なのかどうか、使う方の気持ちはどうなのかを考えてみて欲しいですね。

 

そして、使いやすい道具や建物が実現すると、使えるようになった方はもちろんうれしいですし、介護する方の喜びにもつながります。

 

介護の軽減にもつながりますね。

 

このブログでは「ユニバーサルデザイン」についてあまりお伝えしてきませんでしたが、この「ユニバーサルデザイン」の考え方をぜひ意識していただきたいと思います。
東洋大学で講義をしました