鹿児島の現場を訪問しました

介護環境デザイナーの間瀬樹省です。

 

先週、鹿児島の現場を訪問しました。

 

訪問先は、株式会社ケアクラフトマンの通所介護施設「達者の家」。

 

>株式会社ケアクラフトマン「達者の家」(Facebookページへのリンクです)

 

今年の始めから改修のアドバイスをさせていただいた現場です。

社長の大平怜也さんからお声掛けいただきました。

 

3月に工事をスタートし、今年の5月に無事オープン。

 

現在約3ヶ月が経過しましたが、すでに登録の利用者さんが30名と非常に順調に運営をされています。

達者の家

この現場は、大平さんのご親戚が所有されている古い民家を改装して通所介護の場所に改装する工事でした。

 

 

・汚水処理の関係による便器位置の制約

 

・梁の高さの制約

 

・アプローチから玄関までの高低差の問題

 

 

などありましたが、無事に工事を終了できたと思っています。

 

便器位置については、設置可能な位置で最も使いやすい部屋取りとレイアウトを考えました。設置した手すりが好評とのことです。

 

梁に付いては、工務店に確認すると高さの変更が可能との事でしたので、使用に影響の無い高さに変更をお願いしました。

 

エントランスからのアプローチについては、スロープを設けると長く急なスロープになってしまうので、車いすが乗れる幅を設けた階段としました。

 

スロープだけですと、歩行で移動する方が歩きにくいこともあります。スロープに改修する場合でも、階段も設けるようにしたいですね。

 

弊社のWebサイトに写真を掲載させていただきましたので、宜しければご覧になってください。

 

>ケアスタディ株式会社 設計・コンサルティング事例

 

鹿児島の現場の仕事を、どのように進めたか興味を持ってくださる方もいらっしゃると思います。

 

実は、現場の工事に関しては、工事中に2度確認に行きましたが、他の打合せはすべてWebを使って行っています。

 

施主の大平さんがiPadをお持ちでしたので、私のiPhoneあるいはMacBookAirとの間で「facetime」を使って会議を行った次第です。

 

アップル製品を使っていなければ、skypeでも良いでしょうし、Google+の「ハングアウト」なども良さそうですね。

 

今回は、会議の際にiPadの前に大平さん、施工会社の営業の方、施工担当の方に集まっていただき、事前に送ってもらった図面を見ながら会議をする形をとりました。

 

現場が遠いと、どうしても打合せの回数に制約があり十分なコミュニケーションが取れないことがあります。

 

しかしWebを活用することにより、現場が遠くても仕事を行うことは十分出来るなと感じた次第です。

 

これから新築や改修などを行うご予定のある方、もしもアドバイス等必要とお感じになったらぜひお気軽にお声掛けください。