チェア使ってもらっています

介護環境デザイナーの間瀬樹省です。

 

私のデザインした介護施設向けダイニングチェアですが、引き続き介護施設で試しに使っていただき、評価していただいております。

 

先週より2件目の施設、大阪府堺市の「ケアハウスゆーとりあ」さんにて使い始めていただきました。

 

「ケアハウスゆーとりあ」さんは、元々介護が必要な方は少ない想定でオープンしたものの、実際には介護が必要な方が増えて現在は特定施設として介護付きで運営されています。

 

元々介護が必要な方を想定していない設計となっているため、様々な不都合があってお困りとのことでした。

 

食事に使用する家具も、同様の悩みをお持ちとのことです。

 

先週、椅子を使い始めていただくにあたり訪問させていただききました。

 

短時間の滞在でしたが、朝食後の軽い運動の後で数名の方に試していただきました。

 

ある方は、いつも体が右に傾いてしまい、テーブルに着く際には支えの板をお使いになっていらっしゃるとのことでした。

 

その方に、座っていただくと…

 

背が真っすぐに伸びた良い姿勢でお座りいただけています。

 

ご本人はまだ座り慣れていらっしゃらないご様子で「前の椅子の方がいいかな」とおっしゃっていましたが…。

 

短い時間でしたが、椅子を変えることの効果を実感でき大変うれしく思っています。

 

こちらでまた少しご評価いただいて、設計の改善の必要があれば生かしていきたいと思います。

 

ご協力ありがとうございます!