メールセミナーで浴室改修しました

介護環境デザイナーの間瀬樹省です。

 

昨年の12月に、福島県喜多方市の老健「パステルヴィレッジ小野」を訪問させていただきました。

 

「支える椅子」をお使いいただいている様子を拝見し、ご意見をいただく目的だったのですが、もう一つ興味があったことがあります。

 

それは、浴室の改修をされたとのことで、その様子を見たかったのです。

 

お話によれば、私がお送りした「介護施設浴室設計メールセミナー」をお読みになって改修工事を実施されたとか。

 

どんな出来映えか、少々心配しながらお伺いしたのですが…

 

結論から言うと、「すばらしい!」

 

メールセミナーだけでこれだけの工事ができるというのはすごいと感じました。

 

もちろん、工事を指示された作業療法士の武藤さんが元々お持ちであった知識が活かされ、工事業者にミリ単位で指示を出されたからこその結果であると思っています。

 

ただ、メールセミナーをお送りすると、それをプリントアウトして皆さんで勉強会をされていたとか。

 

少々恥ずかしい感じもしましたが、そこまでご活用されているということをお聞きして、本当に嬉しく感じた次第です。

 

浴室の様子をご紹介します。

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こちらがその浴室。青森ひばの浴槽と十和田石の床で構成されています。浴槽の大きさは3種類、体の状況に合わせて選んでお使いいただけます。中央のカーテーンがあり、2つの浴室に分けて使用することもできます。

 

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こちらは大きさの違う浴槽が2つ並んでいます。

 

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こちらは一番小さいサイズの浴槽。

 

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こちらは大きなサイズの浴槽です。体が曲がりにくい方が利用したり、仲の良い方が2人で入る事もできます。

 

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脱衣室の脱衣棚は、手すりのようにつかまれるように工夫されています。また、隣の脱衣室にも光が入るように棚の一部をアクリル板にする工夫もされています。

 

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脱衣室と浴室の間に設けられた掃除用具入れ。どちらからも使用できるようになっています。

 

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脱衣室の洗面台。カウンター部分がつかめるように工夫されています。
こんな素敵な浴室、ぜひ作ってみてください。ここまで自分たちで設計するのは難しい、とお感じになったらご相談にのりますので、ぜひご連絡くださいね。