介護の未来=ロボット?

介護環境デザイナーの間瀬樹省です。

 

今週は国内でも最大級の展示会である国際福祉機器展が開催されるということでテレビ等でも展示内容についての報道がありました。

 

私は全てを見た訳ではありませんが、そのほとんどが介護に使うロボットについて紹介する報道であったと思います。

 

介護現場で働く方にとっては、少々違和感のある報道だったのではないかと思いますがいかがでしょうか。

 

人の代わりにお年寄りの相手をするロボット。
腰を痛めないように手や足の力を補助してくれるロボット。
お年寄りを軽々と抱え上げるロボット。

 

技術の発達によって、様々な事が出来るようになることは良いですが、何でもロボットに置き換えて良いという訳ではないはずです。

 

介護の分野でもロボットが必要な場面はあるのかもしれません。でも今の方向性ではない気がします。

 

自分の体に負担のかからない方法で介助が出来る技術を持っている方は大勢いますよね。

 

巨額の費用を掛けたロボットスーツを作るのではなく、自分の体を守る介護が出来るように教育を改めればよいはずです。

 

そうではなく、教育や運営や工夫や環境の改善を行っても利用者や職員の負担が大きな事について、よく検討した上でロボットの力を借りるようにして欲しいものです。

 

日本はすばらしい技術を持つ国ですから、本当に必要なものに人とお金と時間を使ってより良い介護の場を創りたいですね。

 

 

未来のロボット