居心地のいいカフェとは

「介護施設と地域がつながる場所づくり」がとても注目されています。

 

 

 

その一つの手法として、カフェを施設内につくるというものがあり、様々なデザインが世に出ています。

 

 

 

そういった中で、「そもそものカフェの機能とは?」と思ったことから今回はカフェについて書いてみます。

 

 

 

カフェ文化は日本においては独特の方向性で進んできました。外国のカフェと同じでない部分も多く含んでいます。

 

 

 

介護施設内のカフェの機能は、多くの場合が提供する飲み物の質よりは、人をつなげる機能としての重要性を含んでいます。ですが、そもそも美味しいものを提供する場所には人が自然と集まり、むしろそういう場所を探している人は少なくないと思います。または、味はそこそこでも場所としてくつろげる際も同じように人が集まってきます。

 

 

 

かなり昔の話になりますが、私が通っていたカフェは200円も出せば何時間でも座って、話をしたり読書をしたりとても居心地の良い場所がありました。残念ながら閉店してしまったのですが、ここが居心地が良かったのは、味ではなく雰囲気と人の要素がとても大きかった記憶があります。店員さんも会話に混じり話をすることで、また、いつ行っても杓子定規ではない個人対個人の対応で迎えてくれたことで、「またここに来たい」と思える場所になっていました。

 

 

 

カフェを取り巻く環境の大切さを、その当時を振り返ると考えさせられます。

 

 

 

カフェが介護施設で果たせる機能について調査・勉強して、また書かせていただきます。