お茶の水UD研究会

2月7日(水)に第121回お茶の水UD研究会が開催されました。
弊社代表・間瀬樹省が運営委員となっており、ウェブ告知などで関わらせていただいてはいましたが、今回初めて参加させていただきました。

 

 

 

お茶の水UD研究会は、医療施設の多いお茶の水地区を拠点とし、主に空間分野のユニバーサルデザインについて学び、研究・調査し、発信する研究会です。
研究会のメンバーは、医師(眼科、耳鼻科他)、看護師、デザイナー、大学関係者、建築士等、様々な職種により構成されています。

 

 

 

今回は、お茶の水にある「カムリエ」さんでの開催となり、食のユニバーサルデザインという視点から、実際に試食をさせていただきながら、介護食・嚥下食スイーツについてのお話を伺いました。カムリエさんは、食事のおいしさ・食べることを伝える様々な商品やワークショップなどをご提供されております。

 

 

 

今回は、店長の志水さんより介護食について説明をしていただいた後、区分別された固さの違う献立や、食材の繊維を分解して調理されたカツや野菜などを試食させていただき、介護現場に関わっていないとなかなか実感できない貴重な体験させていただけました。

 

 

 

 

 

 

テーブルが一緒になった方々も実際の試食は興味津々で、様々な意見が出てとても充実した時間となりました。

 

 

 

こちらは左から、フキ(容易に噛める)、すき焼き(歯茎でつぶせる)、大根と鶏そぼろ煮(舌でつぶせる)、ブロッコリー(噛まずに飲み込める)と区分されており、みなさんの意見はやはり噛めるフキが一番美味しい、でした。

 

 

 

 

カムリエさんでは、介護食のレトルトや、食具、口腔ケア商品などを展示・販売していますが、やはり気になったのは「嚥下食スイーツ」です。

 

 

 

種類も豊富で全ての名前は把握できませんでしたが、左上はベリー系とチョコレートでした。本当に、本当に美味しいです🎵 こちらの写真にはありませんが、ストロベリーショートケーキは一番人気だそうです。スポンジが口の中をパサつかせることもあり、高齢者の方には食べにくいケーキとなっていますが、カムリエさんのショートケーキはその食べやすさが売りです。みなさん、「またショートケーキが食べられる!」ととても喜ばれるそうです。

 

 

 

 

 

こんな素敵なケーキでお祝いなど行え、実際に味わうことができると
それだけで生活の質もグンと上がる気がします。やはり口に入るものは、味、見た目、食具、口腔内ケアなど総合的に大切なのだと改めて実感しました。また、実体験がネットや本からの情報よりも説得力があるということを改めて感じました。

 

 

 

カムリエの皆様、ありがとうございました。こういった貴重な研究会を121回も行っていらっしゃるお茶の水UD研究会の方々やご参加者の方も、本当に勉強熱心なのだと、思いながら帰路につきました。

 

 

 

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