ハード作りにはソフトがとても重要です
先週は、高齢者住宅新聞社主催の「高齢者住宅フェア」で新開発の扉が発表されたことをお伝えしました。
このとき、この扉をつかったトイレでの介助方法のビデオを撮影したのですが、わざわざ介護の達人に来ていただきました。
株式会社NGU 代表取締役 山出貴宏さん
>株式会社NGU
こんな感じで撮影しました。
新製品の扉の使いやすさや効果が伝わるビデオになったと思います。
製品の良さもありますが、山出さんのすばらしい介助技術がビデオの内容をより良いものにしてくれたと思います。
山出さんは、デイサービスセンター「生活維持向上倶楽部 扉」を経営されるかたわら、毎日のようにセミナーで介護技術を教えていらっしゃいます。
全く宣伝していないそうですが、口コミでその良さが広まっているのでしょうね。
山出さんとお話をすると意見が一致するのは、ハードを作る際のソフトの大切さです。
介護は、介護を受ける側、介護を行う側それぞれにとって楽な正しい方法で行われるべきですよね。
ハード(建物や福祉用具)は、その方法を行う前提で開発する必要があると思うのです。
利用者さんを無理矢理引き上げるような介助方法を想定していくら用具を作っても、良い介護が行われるようになるはずがありませんし、間違った方法を続ける手助けをする事になってしまいます。
残念ながら、まだ山出さんが教えられているような方法は広く知られているとは言えない状況です。
でもこれからは、ハードをつくるメーカーや施工者側がもっと勉強して情報を取り入れてより良い介護に合う製品を作りだしていく努力をするべきだと感じています。
世の中の介護施設づくりや介護用品開発に関わる皆さん!
より良い介助方法を知る努力をしましょう。
私も会社名の通り、これからも学び続けます。