浴室改修例ご紹介「求心庵」
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
今日は今年の1月に浴室の改修工事を行った「求心庵」さんの様子をご紹介します。
求心庵さんは、大分県佐伯市にある住宅型有料老人ホームです。
元々有料老人ホームとして運用されていた建物ですが、前のオーナーは別の場所に建物を建築して移転したので、その場所を使って新たに住宅型有料老人ホームをオープンされました。
最初にお伺いしたのはオープン間もない時期、九州に出張に行った際に立ち寄らせていただきました。
その時には、既存の浴室をもう少し使いやすく快適なものにしたいということで、その改修計画についてご提案させていただきました。
その後、入居が増えてほぼ満室に。
そうなると浴室が1ヵ所しか無いと足りないということで、使用していなかった浴室(シャワー室?)を改修して浴室として活用しようということになりました。
コンパクトな浴槽でしたら設置するのに十分なスペースでしたので、半分を脱衣スペースとし、奥を浴室としました。
浴室はこんな感じです。新たに浴室用の暖房器具も設置しています。
手すりの設置方法などにも工夫を行いました。
手すりを付けたい場所に窓が…ということで手前にプレートを設けて手すりを設置しています。
浴槽と設計費用を除いた工事費は120万円ほど。総額でも簡単な機械浴を購入するよりもはるかに安い金額で快適な浴室をつくることができました。
施設長さんにその後の評価をお聞きしていますので、また別の機会にご紹介します。