特別養護老人ホーム古江台ホールお客様の声
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
先日、昨年アドバイザーとして関わらせていただいた大阪府池田市の特別養護老人ホーム「古江台ホール」を訪問しました。
その時に、弊社にアドバイザーを依頼されたことについて理事長さんに評価をお聞きしてきました。
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アドバイザーを依頼きっかけは、理事から紹介があったからです。
(※理事さんは、私のブログ、メルマガなど読んでくださっていたのだと思います)
従来型特別養護老人ホームのユニット化改修工事を行うということで大阪府の補助を受けることが決まり、設計を進めている頃でした。
設計は現在の施設を建設した際にお願いした設計者にお願いしていたのですが、別にアドバイザーをお願いすることにしたのです。
お願いしてみての感想は「すごく良かったです」。
利用者さんにぜひ見て欲しい、ぜひここで暮らして欲しいと感じるものができました。
実際に使ってみて感じるのは、ご利用者が元気になるということ。
今までトイレに行けなかった人が行けるようになりました。
キッチンにご利用者が使えるカウンターを作ったことで台所作業もできるようになりました。
食事の準備や片付けに関わり、人の役に立つことが活力になっていますね。
ご利用者がどんどん元気になるので、家族も「これなら長生きしちゃいますね」と驚いています。
入浴は新しく設けた個浴が中心になりました。将来は100%個浴にしたいですね。介護も楽になりました。
設計者はアドバイザーが入るということで最初は戸惑っているようでしたが、問題はなかったと思います。
介護分野の専門家として間瀬さんが自分に持っていないものを持っているので、それを吸収しようとされていたと思います。
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「利用者さんが元気になった」「今まで出来なかったことができるようになった」というお話をお聞きするのはとても嬉しいですね。
私は介護施設を利用する方が自分らしく元気に活きいきと暮らせる環境を創るために仕事をしてるので、本当に嬉しく思います。
設計者冥利に尽きる、という感じです。
こんな仕事をこれからも続けていきたいと思っています。
古江台ホールの様子、写真でご紹介します。
便器の後方からアプローチするレイアウトのトイレ。便器に移乗しやすい位置に車いすを寄せるのが容易で、介助で利用する場合には車いすを回転させること無く利用が可能。
浴室の無かったフロアに増設した個浴。この浴槽で全員が入浴できるよう介護の技術を学んでいる。
対面キッチンに設けた利用者用カウンター。このカウンターがあることで食事の用意や片付けに利用者が参加できるようになった。
ユニットの入口。ユニット内は裸足でも違和感のないフローリングやカーペットなので、基本的にここで履き物脱いで裸足でユニット内に入る。