18.浴室に必要なアイテムはこれです
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
先週から浴室に関する内容をお伝えしています。
今日は浴室づくりに必要なアイテムをお伝えします。
・浴槽
浴槽がなければ入浴できませんから当然ですね。(シャワーで済ますから不要、なんて言わないで下さいね)
お勧めは木製の浴槽、木の材質は「青森ひば」がお勧めです。
木の浴槽が良い理由は、
・基本的に手作りなのでサイズの自由度が高い
・浴槽の縁を握りやすくするなどの加工が容易
・保温性がよい
・肌触りが良く香りも良い
など挙げればキリがないですね。
デメリットは、メンテナンスが少々大変な点です。
毎日使用後はしっかり清潔にする事、当たり前ですがこれをしっかりと行う必要があります。
青森ひば浴槽についてはこちらの記事に詳しくまとめていますので、こちらもぜひ見てくださいね。
・手すり
壁に取付ける手すりは、こちらがお勧めです。
上下2ヵ所、位置を決めてしっかりと握る事ができます。
カランの両サイドだけでなく、浴槽側にもう1本取付けると、浴槽から出る際の補助として使用できます。
・照明器具
お年寄りが使用する浴室だから明るくしないと…
ということで明るくしすぎるとゆったりとくつろげる雰囲気にならないですね。
落ち着いた雰囲気が演出できる適度な明るさにしたいものです。
木の浴槽を設置した浴室なら、照明器具も和風にしたいものです。
木製の枠で浴室でも使用できるLEDタイプの器具も発売されていますので、ぜひお使いになってください。
こんな感じですね。
木製枠のブラケット照明。最近はLEDタイプも発売されています。浴槽、手すりも参考にしてください。
長くなるので、今日はここまでにします。
介護施設の新設、あるいは改修工事で浴室を設計する場合には、ぜひ参考にしてください。