サ高住と組み合わせるサービスは?

最近各地で建設が進んでいる「サービス付き高齢者向け住宅」。

 

登録だけで建設が可能で補助金も出る事が建設を加速させているようです。

 

しかし、サービス付き高齢者向け住宅の「サービス」は見守りや安否確認を指しますから、介護が必要な方がお住まいになる場合は介護のサービスを別に用意しなければなりません。

 

いくつか選択肢があると思いますが、一番多いのはホームヘルパーさんによる介護を実施する方法だろうと思います。

 

その他には、デイサービスや小規模多機能施設を併設してそちらを利用してもらうという方法も考えられます。

 

併設については、介護報酬の問題などもあってか、小規模多機能が選ばれることは少なく、ほとんどがデイサービスを選択されていますね。

 

先日訪問したサービス付き高齢者向け住宅は、デイサービス併設でケアを実施している典型的なパターンでした。

 

25名の入居者さんのうち、併設のデイサービスを23名が利用、日中はほとんどの方がデイサービスでケアを受けながら過ごされています。

 

デイサービスで過ごす事は、常に近くにケアの職員さんがいるという安心感がありますね。

 

反面、住宅で暮らしているのに日中はデイサービスで過ごす事が半ば強制されてしまい、自室で過ごすなど過ごし方の自由度が少ないという欠点もあると思います。

 

デイサービスを併設する場合は、そこでの過ごし方が選べて思い思いのスタイルで過ごせるような配慮が不可欠であると感じます。

 

組み合わせるサービスは、得意・不得意が反映されているように感じます。(訪問介護の会社は、ホームヘルプサービスを提供することが多いですよね)

 

いずれにしても、住まれるかたのライフスタイルに合わせた過ごし方ができるよう配慮して欲しいものですね。