義務教育と介護
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
今日は普段から感じていることをお伝えしてみたいと思います。
それは「義務教育」についてです。
我が家には娘が二人いて、子供達の勉強している内容をたまに見る事がありますが、自分が小さい頃とそう大きくは変わっていないように感じます。
私が義務教育で学んだ30数年前と今では世の中が大きく変わっていますから、内容ももっと大胆に変わってもいいですよね。
また、実際の生活に使われない知識も多いと思います。
例えば学校で容積の単位としてdL(デシリットル)って習いますけど、実生活では一度も使ったことがありません。
「義務」教育なのですから、今の日本そして今の世界で生きていくために必要な知識を教えるべきではないかと思います。
例えば
・世の中の仕組み、経済とお金
→生きていく上で絶対必要な知識ですよね。「お金は汚い」「お金より大切な事がある」と言わずに教える必要があると思います。
・インターネットの仕組みやビジネス
→どんな仕組みで成り立っていて、どのようにビジネスで使われているのか知っておく必要があると思います。インターネットの知識は生きて行く上で必須ですよね。
・災害対策や救命救急の基礎知識
→災害が起きたらどうしたら良いか、人が倒れていたらどうやって助けるのか、これも生きていく上で必須の知識だと思います。
そしてもう一つ必要だと感じるのが「介護」です。
4人に一人が高齢者の「超高齢社会」ですから、介護は避けて通れません。
核家族が普通ですから、介護の知識がなくそのまま大人になるとある日突然「親の介護」が必要となり呆然としてしまうことになりますね。
小さな頃から教育を受けていれば、介護に関する誤解や偏見も無くなって行くでしょう。
そして、介護職にはより専門的な知識の教育や実践が求められ、より専門職としてのステイタスが高まるということにもつながるように思います。