手紙で予約する宿

先日、何年も前にランチを食べたものすごく特徴のある宿のことを急に思い出しましたんですが、その時は名前が出てきませんでした。

 

 

 

岩手県野田村で宿とランチ営業をされているその宿は、手紙でのみで予約ができる宿で、
8年ほど前にボランティアで野田村に行った際に、ボランティア仲間の情報でランチでいい場所があるということで、その宿でランチをとることになりました。

 

 

 

到着した際にびっくりしたのは、その建物です。
古い茅葺屋根のその宿は、周りと時間の流れ方が違ったように感じました。
ランチで出してもらった具材は全て自家栽培で、囲炉裏を囲んでとても楽しい時間を過ごしたのを覚えています。確かその日に締めた鳥も出た記憶があります。
以前なら、「自分のところで締めた」と聞くと何か生々しく食欲が落ちていた気がしたんですが、そこではなぜかそれが自然な流れのように感じました。

 

 

 

そんな珍しい体験ができた場所なので記憶には残ったのですが、名前をすっかり忘れてしまっていました。

 

 

 

1月21日、その宿についての記事がヤフーニュースに載っていました。
画像を見ただけで、あっここだと思い文章を一気に読みました。
宿の名前は「苫屋」でした。

 

 

 

記事には、手紙でしか予約を取れないシステムにしている宿主さんの話が載っていました。
それはそれで慣れてしまえば心地いいのだと思いますし、やはり憧れる生活です。

 

 

 

そして、こうして苫屋さんについて書いているうちに思い出しました。ランチを食べた際に、次は絶対に泊まりにこよう!と思ったことを。それからはや8年経ってしまいました。コロナが落ち着いて自由に移動できるようになったら行く場所のリストに加えようと思います。