四季を感じる暮らし

先日たまたまTVをつけていたら、都内で養蜂をしている女性の特集が放送されていました。

 

 

 

個人で蜂蜜を作っている方で、都内にあるご自分の戸建ての横に養蜂箱を置き蜂蜜採取をしているそうです。

 

 

 

まず驚いたので、そんなことできるのか!ということでした。義理のお父さんが養蜂をしていたことで彼女も行っているそうですが、住宅街の一角で普通に蜂たちが蜜を集めて箱に戻ってきていました。この女性は、自分の家の半径数キロ廻りを歩いて調査し、蜂が蜜を集めてくれそうな木を見てまわったそうです。最初は蜂が育たずかなり苦労されたそうですが、今では近所のカフェに蜂蜜を卸すほどになっていました。

 

 

 

そして次に驚いたのは、蜂蜜は時期によってまた花の種類によって蜂蜜の色が変わる、という点でした。考えてみれば当たり前のことなのですが、蜂蜜=同じ色となっていた自分に気がつきました。複数の花から集めた蜜というのは、蜂蜜業界ではあまり歓迎されないそうですが、この女性は逆にこれがここで取れる蜂蜜で地域の味!と言い切っていました。その姿勢が「とても地域に根付いた生活」と思わせられました。

 

 

 

生き物と向き合いそれぞれの季節で取れる蜂蜜を扱う、という彼女の行っていることは、都会にいても四季を感じられるとても素敵なことだと思いながらTVを見ていました。高齢者施設では菜園など行っているところもありますが、こういったこと(蜂を飼うことではないですが何か四季を感じられること)が高齢者施設でももっと行っていけると生活している方の楽しみにもなるのだろう、と思いました。