医療の現場(スタッフさん編)

6月中旬に1週間程入院をしました。

 

ほんの少しの間でしたが、今まで入院は1日しかしたことがなかったこともあり、医療の現場をとても興味深く観察をさせていただきました。入院したのは「老舗」ともいえる古くからある病院でしたので、内装やベッドなどなかなか年期が入っており、タイムスリップしたような気分になりました。例えば、ベッドは手動で背部が上がるもので、看護師さんによると、10 年前に電動ベッドに入れ替えの話があり業者の方が来たそうですが、そのまま入れ替えにはならず 10 年が経っているそうです。私の症状を見にきた新人のお医者さんも、当然ベッドは電動だとばかり思っていたらしく、ベッドのボタンを探していました。

 

そんな老舗病院で私が驚いたのは、スタッフの方々の年齢層の広さでした。看護学校を出たばかり、という感じの若い方ももちろんいるのですが、かなりの数の経験豊富なベテラン看護師さんがいた事です。一番上は 70 代の方で、みなさん普通に月 7 回ほどある夜勤をこなしていました。ベテランの方、若い層、中間層など色々な人員で構成されていますが、ベテランの方のどうしてそこまで分かるのか?と驚かされるケアの仕方には本当に驚きました。楽な姿勢の取り方、補助具の抜群に使いやすい使い方、痛みに対する気持ちの持ち方、ケアの仕方などがさっと適宜提案されます。また、ご自身の経験やご家族の話なども交え、こちらをリラックスさせる方法を取られており、長年の経験があってこそのケアをされていました。

 

シニア層の仕事や働き場所などがとりだたされている中、ここにいる方達は自分の居場所を年月と共に作り上げて来られたのだと思います。その年齢層だからこそ出来る何か、をこの病院のスタッフさんは確実に持ち合わせていました。そんな職場にいる方達だからですが、とても活き活きとお仕事をされていました。少しの時間でしたが、看護師さんを知るとても良い機会となりました。

 

病院の仕様については次回書きたいと思います。

 

お世話になりました:)。