おうちにかえろう。病院 見学しました
代表の間瀬です。先日「おうちにかえろう。病院」を見学させていただきました。
病院の運営や考え方などは、きっとご存知の方も多いと思いますので、ここでは空間について少しだけご紹介します。
室内は、とても明度を落とした(黒に近い)色彩計画をされています。どのような色を選んでも費用は一緒ですので、色を工夫するだけでこれだけ雰囲気は変わるという良いお手本だと感じました。
照明も、全体を均一に照らすのでなく、明るさが必要な部分のみを照らすという考え方で計画されています。空間にメリハリが感じられて、雰囲気がグッとよくなっています。
医療・介護の建物は高齢者でも見やすい明るい照明が必要だということで明るく設計する傾向がありますが、逆に眩しさを感じて不快に感じる高齢者も多いので、むしろこのような計画は望ましいと感じます。
職員には皆タブレットを支給され、どこでも空いているスペースが執務スペース。見学時には、外から帰った医師が色々なところで執務されていました。
そのため、カウンターなどにはしつこいほどにコンセントが設けられています。
カフェ利用者の半数は病院利用者以外だそうで、地域に根付いた場所になっていると感じました。
このような場ができると、地域の人々はより安心して暮らすことができると感じた次第です。