施設種別 | 特別養護老人ホーム29名 認知症高齢者グループホーム9名 看護小規模多機能型居宅介護29名 |
工事種別 | 新築工事 |
構造 | 木造 1階建て |
設計・監理 | ケアスタディ株式会社+株式会社Vision&works+加藤一成建築設計事務所 |
施工 | 伊藤建友株式会社+羽後設備株式会社 |
竣工 | 2020年5月 |
わかばケアビレッジイースト地区全景
奥の敷地に今後各種施設を拡張する予定
広い敷地に建築物をゆったりと配置した計画
左奥が特別養護老人ホーム棟で右がグループホーム棟
片流れの屋根とした特別養護老人ホーム棟のエントランス
切妻屋根の居住スペースとデザインを変えて特徴を持たせた
あえて自動ドアとせず住宅と同様の設備にした玄関
下足入れの上部は手すりのように握ることができる
車椅子利用の方にも対応する受付カウンター
縦ルーバーで事務所と受付を適度に分けている
ギャラリーのような活用を意識した廊下
総合案内板は木製で複数の樹種の木を使用して製作した
特別養護老人ホーム中央のホール
ここから各ユニットや会議室などにアクセスする
居室は10名ないし9名毎のユニットで構成している
ユニットの入口にはユニット名を表記
居住者が集まり食事や談話を行う共同生活室
天井を屋根なりに高くしてユニットの象徴とした
各ユニットには共同生活室以外に談話のできる場所を設けた
一人や少人数で過ごす場所として利用できる
各ユニットに設けた畳の段差コーナー
天井を下げて木目としペンダント照明で和風の雰囲気とした
高さを調整できる洗面を設けた特別養護老人ホームの居室
扉は引き戸の横に小扉がありベッドの搬出に対応する
つかまり立ちに利用する格子状手すりのある脱衣室
髪を乾かし身なりを整えるカウンターを設けた
脱衣室の隣に設けた洗濯室兼汚物処理室
洗濯物の運搬が最短距離で済むように計画した
バリアフリー法対応の多目的トイレ
排泄姿勢を支えるFUNレストテーブルを設置
コンパクトながら本格的な設備を設けた調理室
天窓を設けて明るさと開放感を確保した
グループホームと看護小規模多機能のエントランス
こちらも特別養護老人ホーム同様の片流れ屋根とした
入口付近のみ防火認定品の木仕上げ
遠くから見ても特徴のあるエントランス空間とした
入口正面に設けた談話コーナー
薪ストーブを設置し冬場は火を楽しめる場とした
認知症高齢者グループホームの食堂・居間スペース
畳の空間を設け様々な過ごし方を可能とした
様々な種類の手すりにより多様な利用者に対応するトイレ
消耗品類やゴミ箱など十分な量の収納を壁面に設けた
最近の施設では見かけることが少なくなった男性用便器
立って排泄する習慣のある男性に配慮してあえて設置した
看護小規模多機能居宅介護の食堂・居間スペース
右奥に設置した業務用加湿器は冬場の乾燥を防ぎ健康を守る
食堂・居間に面して設けた和室の宿泊室
日中は談話スペースとして食堂・居間とつなげて利用できる
昇降機能付洗面を設けた看護小規模多機能居宅介護の宿泊室
居室と異なり短期の利用に配慮してチェストを設けている
便器の後方からアクセスし便器への移乗が行いやすいトイレ
FUNレストテーブルは前腕全体で体を支え移乗できる
看護小規模多機能居宅介護に設けた2ヶ所の浴室
間に扉を設け隣の部屋の職員をサポートできるようにした
特別養護老人ホームとグループホームは渡り廊下で繋がる
お互いに行き来しての交流を可能とした
共同生活室や食堂・居間の屋外にはウッドデッキを設けた
屋外で談話や園芸を楽しむことができる計画としている