施設種別 | 特別養護老人ホーム 72床 ショートステイ 12床 |
工事種別 | 新築工事 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 3階建て |
設計・監理 | ケアスタディ株式会社+Nov設計工房 |
施工 | 株式会社片山組 |
竣工 | 2021年3月 |
撮影 | 鈴木文人 |
外観は周囲に溶け込むように優しいクリーム系色を選定
屋外サインは法人カラーをベースと読みやすい白文字とした
地域に開かれた大きなガラス面の玄関
夜は室内からあたたかな光が漏れる
風除室には、落ち着いた雰囲気を与える積層石を壁に計画
床の御影石でエントランスの連続性を持たせた
地域の方の憩いの場や職員研修にも利用できる1F地域交流室
手前のスペースは可動間仕切りで2室に分けての利用が可能
奥には小さな子供が遊べるキッズサイズの家具を設置
外部の方にも使いやすいよう開放的な空間としている
エントランスエリアと居住スペースは床材で変化を与えた
石材からフローリングとすることで暮らす空間へと移動する
1Fのパブリックエリアにはゆったりと座れるソファーを設置
利用者、訪問のご家族などが利用できるスペースとした
2Fと3Fのユニット玄関外にあるセミパブリックスペース
景色を見ながらの談話などに利用できる
半円形の天井、塗り壁などで構成されたユニット玄関
玄関らしいしつらえになるよう工夫した
吹抜けに面して計画されたユニット内の共同生活スペース
対面キッチンで調理中もコミュニケーションが取れる
キッチン向かいには昇降洗面と
車椅子でも調理に参加できるシンク付カウンターを設置
共同生活室の下がり天井はクロスで空間にメリハリをつけた
下がり天井からの間接照明の光がやさしく天井を照らす
談話コーナーの棚は周りと調和のとれた明るめの木調棚
テレビ背面壁は反射による眩しさに配慮したマットなタイル
個室内洗面は高さが調節できる昇降式とした
壁の一面はアクセントクロスとして部屋に変化を持たせた
共用トイレは車椅子での回転が不要な後方アプローチとした
移乗と排泄姿勢の保持に使用する前方ボードを設置
車椅子でも利用可能なスペースを確保した脱衣室
脱衣室には身だしなみを整えるためのカウンターと鏡を設置
脱衣室間に扉を設け職員同士がサポートできるようにした
脱衣室床材は素足でも気持ち良いビニル織物シートを選定
浴室の床は滑りにくい十和田石
使いやすい浴槽サイズ、掴む場所を選べる波型手すりを選定
3Fからアクセスできる位置に屋上庭園を計画
スロープを設け車椅子利用者を含めた入居者の利用を促す
空、緑や街並みを眺められる屋上庭園
アクセントとなる円柱形の照明をバランスよく配置した
セミパブリックスペースの家族用トイレ
洗面壁面のタイルは各階で色を変化させ違いを持たせた
職員動線に配慮し2ユニット間に介護職員室を計画
左右の引き戸から各ユニットキッチンへ繋がっている
セミパブリックスペースに設けた汚物処理室
EVを設置し地下の洗濯室への運搬に配慮した
1F事務室に隣接した面談室
室内は落ち着いた雰囲気となる什器や床材を選定